「永平広録(中)」販売店・購入・ショップ情報。道元河出書房新社

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永平広録(中)

道元河出書房新社

河出書房新社
¥ 5,250
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永平広録(下)

道元河出書房新社

河出書房新社
¥ 5,775
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グロテスクの系譜 (ちくま学芸文庫)

アンドレ・シャステル筑摩書房

筑摩書房

 

ヒステリー研究 上 (ちくま学芸文庫)

ヨーゼフ・ブロイヤー筑摩書房

筑摩書房
 本書はフロイトが精神分析成立以前にブロイヤーと共に出版したもので
ある。精神分析という言葉がまだなかった時期であり、精神分析的ではな
いところが多数見られるが、フロイト(とブロイヤー)の思考プロセスや
その時期に考えていたことを垣間見ることができる。

 たとえば治療技法でフロイトは催眠術や前額法を使用している。さらに
、患者さんに宿題を出したり、暗示を与えたり、本当に様々なことをして
いる。それだけヒステリーというものが解明されておらず、治療技法も確
立されてなかったので、効果がありそうなことは何でも試していたという
ことなのだろう。

 しかし、本書のいたるところに今後の精神分析に至る小さな卵が散見さ
れるところもある。フロイトも様々な方法を試しながら、少しずつみえて
きたのだろう。

 ジャネやシャルコーと同じように催眠をフロイトも用いているが、ジャ
ネ・シャルコーは治るような暗示を患者さんに与えているのに対して、フ
ロイトは催眠下において過去の外傷を想起させることで治療しようとして
いる。これは後の精神分析において抵抗や転移を発見し、それを除去し、
外傷の再体験や想起をすることで治癒するという治療モデルの前身という
ことができる。

 さらに、ブロイヤーの症例であるアンナ・Oの語ることによるカタルシ
スの効果は後の自由連想法に発展していく原点であると言うこともできる。

 精神分析というのは一夜にして出来たものではなく、フロイトの長い研
究と臨床の中で徐々に形作られたものである。さらに一度形作られたもの
が解体され、新たに再構成されていったり、改訂されていったりした歴史
的な流れのあるものである。

 なので、このようにフロイトの初期の症例や研究、技法を知ることによ
って、どのように精神分析ができたのか、そして、精神分析の各理論や技
法にはどのような意味があるのかを本質的に理解していくことができるの
である。

 

文明の衝突という欺瞞

マルク・クレポン新評論

新評論
¥ 1,995
通常4~6日以内に発送
 既に書いておられる方もいるようだがハンチントン批判の書。ハンチントンは「われわれから見れば」文明の衝突論で
9・11予言してみせたように「見える」。
 だがハンチントン自身は9・11を文明の衝突とは見なしていない。だが・・・かつてハンチントンを
批判した人たちが手のひらを返して9・11を文明の衝突と「みなして」ハンチントンを評価しなおした経緯がある。
 その点からいってこのクレポンの書物はハンチントンに対する批判ではなく、巷に流布する「ハンチントンのイメィジ」批判
と言えるだろう。その点では間違っていないがハンチントン自身には迷惑な話であろう。
 そこを考慮すればよく理解できるだろう。
 ハンチントンは文明学者トインビーの影響を受けておりそのトインビーと日本のトインビー学者山本新を併読すれば理解が深まると思われる。

 

江藤淳と少女フェミニズム的戦後 (ちくま学芸文庫)

大塚 英志筑摩書房

筑摩書房

 

現代民話考 11 狸・むじな

松谷 みよ子筑摩書房

筑摩書房

 

テアイテトス (ちくま学芸文庫)

プラトン筑摩書房

筑摩書房
この新訳で『テアイテトス』を読み返した。まだ「哲学」という学問が存在せず、哲学的な術語もない状態で、プラトンが「知識の本性」をめぐって格闘する、その原初の「生々しさ」にあらためて圧倒された。デカルト以降の精緻で洗練された認識論は、20世紀には科学と連続する「自然化された認識論」が提唱されるに至った。しかしプラトン以前には、鏡に像が映るような自然の事実とは区別される「認識の真理」は、まだ意識されてもいない。プロタゴラスの相対主義も、ヘラクレイトス的な「流れ」と一体のものとしてあり、「偽の判断」をめぐる難問も、外界の印象を刻印する蜜蝋や、様々な鳥が中を飛び交う鳩小屋という比喩で語られる。まだ「もの」の言葉でしか「心」の分析ができないのだ。この乏しい道具立てで哲学を見事に「立ち上げる」プラトンの偉業。夜空に熱中したタレスは溝に落ちて女中に笑われた。そのタレスをソクラテスは「知恵を愛する人」「自由な人」と重ね合わせて熱烈に弁護する(174e~)。この火を吐くような数頁から、ソクラテスという哲学者から哲学を自立させようと苦闘したプラトンの、呻きのような肉声が聞こえる。翻訳はやや硬い日本語だが、もともとの議論が不自由でゴツゴツしていることも事実。最新の研究をふまえた詳細な訳註が素晴らしい。

 

永平広録(上)

道元河出書房新社

河出書房新社
¥ 5,250
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聖なるものと〈永遠回帰〉

湯浅 博雄筑摩書房

筑摩書房
自分としてはこの本を通じてバタイユの思想にはまるきっかけとなった大変思い出深い本。だが今読み直してみても、文章が冗長で読みづらく、論理の運びもけして明快ではない。風呂敷を広げすぎてたためなくなった感も否めない。プルーストの『失われた時を求めて』が読了済であることを前提に話を進めるのも、ハードルをあまりにも高くしすぎている。それでもバタイユ・ブランショ・デリダを基底に、独自の「聖なる経験」に関する主張を固めていっているようには思える。

☆2つか3つかで迷ったが、思い出点で3つにさせてもらうことにする。

 
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道元―自己・時間・世界はどのように成立するのか (シリーズ・哲学のエッセンス) 頼住 光子 日本放送出版協会 道元―自己・時間・世界はどのように成立するのか (シリーズ・哲学のエッセンス)
頼住氏は『正法眼蔵』をもとに、「道元が悟った自己と世界の真理」(p.8)について、見通しの良いマップを与えてくれた。このマップのお陰で、道元の世界を大乗仏教が描く釈尊像ではなく、実在の釈尊の境涯で見直すことが可能になる。
著者は、“経典のどこを読んでも、シャカが菩提樹の下で瞑想して得た真理そのものについて叙述する言葉は見あたらない。”(p.9)という。しかし、上座仏教のパーリ語経典によれば、釈尊が悟った自己は「諸法無我」であり、釈尊が悟った世界の真相とは「諸行無常」であると言える。
つまり、「一切皆苦」は「諸行無常」と「諸法無我」に対する無知から生まれるので、ヴィパッサナー瞑想(本来の坐禅や経行はこれである)によって「諸行無常」と「諸法無我」を体得すれば「涅槃寂静」に至るのである。その目印が“四沙門果”であり、頼住氏が“真理が言語超越的であるからといって、真理について全く言及できないかというと決してそうではない。真理を指し示すことはできる。”(p.27)という指摘に対応する。真理に到達する段階を釈尊は示されている。
さらに大乗の「空」が実在の釈尊が唱えた「諸行無常」と「諸法無我」であることに気づけば、図1と図2は違った表現になるであろう。
ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)  岩波書店 ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)
 ゴータマ入滅直前の伝承を表した「大パリニッバーナ」経の日本語訳。教団形成後に恣意的に付け加わったと思しき箇所もかなり多く、寄付された食事は独り占めするなという訳者曰く「下品」な説教(笑)とか、あれだけ否定していた土地寄進をすんなり受け入れる記述などが足されており、この経がまとめられた時点で既に相当の世俗化が教団に起きていたことが分かる。このような矛盾点は訳者の解説が一つ一つ詳しく説明してくれているので、批判的に仏典を読み込むことができるのが嬉しい。

 特に、死亡直前に「自分の遺体にはかかずりあうな」とアーナンダに語った直後に、やたら詳しく遺体の埋葬法を繰り返す記述が加えられており、また結局はこの遺言に反して遺骨や歯を巡る対立が起こり、信者の間では収拾がつかず何とバラモン教の僧侶による仲裁によって8つに焼却後の遺体が分けられるくだりで話が終わるなど、その後の釈尊の神格化と仏教教義の変容を考える上で、非常に興味深い本である。人格・偶像崇拝ではなく「法への帰依」を説いたゴータマの教えと、聖体・偶像崇拝に走りたがる信者達の素朴な思いの擦れ違いは、彼の死後直後から始まっていたのだろう。

 同じ岩波文庫「ブッダのことば スッタニパータ」の方が遥かにゴータマの肉声が伝わってくるので、そこが星ひとつ減点理由だが、このように彼の「智慧」を巡る悲劇に思いをはせずにはいられない一級資料ではある。
ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践 地橋 秀雄 春秋社 ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践
まえがき
序章 瞑想でどんな効果が得られるか
(1)ヴィパッサナー瞑想の素描
(2)瞑想の効果
(3)能力開発系
(4)経験事象の変化系
(5)心の変化系
第一章
(1)瞑想の起源
(2)王宮を出るシッダールタ王子
(3)ブッダの悟りの方法
第二章 ヴィパッサナー瞑想とは何か
(1)編集される事実
(2)心が生まれる瞬間
(3)心の反応パターン
第三章 サマーディの光と影
(1)在家のサマーディ
(2)サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想
(3)サマーディの衝撃
(4)サマーディとは何か
(5)智慧が生まれるメカニズム
第四章 基本瞑想の実践マニュアル
(1)歩く瞑想の原理とラベリング
(2)歩く瞑想のやり方
(3)立つ瞑想
(4)座る瞑想
第五章 心を観る瞑想
(1)心が変わる
(2)肩こりが消えた
(3)深いレベルの自己理解
(4)四念住
(5)心の随観のやり方
(6)心の随観上達の秘訣
第六章 慈悲の瞑想
(1)サティと慈悲の両輪
(2)慈悲の瞑想のやり方
(3)なぜ「私」の幸せから?
(4)きらいな人たちの願いがかなうと…
(5)いつやればよいのか
(6)言葉を変えてもよい
(7)気づかないうちに変わる心
(8)慈悲の瞑想がもたらすもの
終章 心を完成させる十二の方法
(1)在家のための方法
(2)悪を回避する技術
(3)悪を克服する技術
あとがき

となっています。ご参考になさってください。